3日目

吉田公園



昨日はすぐに眠りにつけたのだが…

コンコンコン…「すみませーん」 コンコンコン… 「だれもいないのかなぁ」 
目をうっすら開けると外が明るい?? なんだろうと思ってドアを開けると
「あ、すいませーん警察です」

そこから身元確認。「ここらへん暴走族が結構たまるんだよねー」 から始まって、「何しにきたの? 釣り? 観光なんだ、よく吉田なんて知ってたねー」 と雑談のふりしてどうでもいい小生の情報を探ってくる。最後に 「じゃあちゃんと鍵しめてゆっくり寝てね」と気遣うふりをする。 もうかんべんしてくれよ。

時計を見ると午前4時。それからは寒くて眠れず、ウダウダしているうちに時間が来てしまった。 眠い目をこすりながら車内を片付け出発。俺の横で車中泊してるであろうトラックは 職質されなかったようだ。
見りゃわかるとおもうんだがな、ガラスに銀マット張ってあるんだし、間違いなく暴走族が乗る車じゃないんだし…


少年自然の家



大棚海岸を目指し 車を運転しているうちに真っ赤な太陽が…

間に合わぬということで、海岸沿いにある少年自然の家に飛び込んだ。
写真では太陽は小さくなってしまっているが、日の出の瞬間は、 もっと大きくて赤かった。

朝靄に霞む半島が美しい。




朝の穏やかな波に力強い朝日が揺れている。

海岸沿いは歩道がつくってあり、散歩している人、ジョギングしている人が結構いる。 まさに地の利。さぞかし気持ちいいだろう。

日の出を拝むには、日の出スポットの駐車場で寝ないと無理かもしれない。


大崩海岸



大崩海岸は崖っぷちの道を通る。素晴らしい展望をゆく。 故に駐車スペースがなく写真もない。

大棚海岸の崖道を抜けたところにやっと駐車スペース。
太平洋を大きく見渡せる。




遠くから見た大崩海岸。
あの崖の高いところを細い道が通っている。




なんと県道416は海の上を通る。
橋の上からは、町並みと海岸が見下ろせる。


日本平



観光地化された観光地というか、作られた観光地「日本平」
無料駐車場はあるが、休日はとても止められないだろう。




北西展望台。

清水港を抱えた三保の松原が伺える




霧に霞む久能山。

それとも海を挟んだ伊豆半島だろうか。
キリッと晴れた日に見てみたい。後者なら素晴らしい景観だろう。




途中にあった花。

椿?のかけ合わせ?




屋上広場。
展望台はない。




展望は北東展望台のほうが良い。
裏手にはロープウェイの駅。
土日など混んでいる日には、山の麓の大型駐車場に車を止めロープウェイを使うしかないだろう。


三保の松原



駐車場は大きくない。
道中に立派な松の植えてある木道が 1キロ以上続く。
しかし周りが市街地であり風靡ではない。




いよいよ海岸沿いへ。


新 羽衣の松
なぜ『新』かというと、旧のほうは だいぶ弱体化しているようだ。

大きく傾いている盛大な杉。




新 羽衣の松
なぜ『新』かというと、旧のほうはだいぶ弱っているらしい。
大きく傾いた盛大な松が松林に囲まれている。




海に出ると…




右も左も、ずっと防砂林が続く。
足元はいわゆる砂浜でなく、細かな砂利になっている。
小さく映っている富士山が視えるだろうか。




旧 羽衣の松。
ほとんどの葉を失っている。

天女がこの松に舞い降りたという、名前通りの羽衣伝説が残っている。

フランスのダンサー、エレーヌ・ジュグラリスは日本の「能」を研究する中で「羽衣伝説」を知り、これを題材にした作品「羽衣」を発表、彼女は来日して伝説の舞台となった三保の松原を訪れることも希望していたが、病気により叶うことなく35歳の若さで亡くなってしまう。臨終の際には夫に「せめて髪と衣装だけは三保の松原に」と遺言を残し、それに基づいて夫は彼女の衣装と遺髪を持って来日した。 (Wiki)




しかしこの枝ぶり、上品かつ妖艶である。 葉を付けていた頃はさぞかし見事だったろう。

1980年代から波の浸食により消失の危機に見舞われている。原因は、1960年代に土砂を大量に採掘したため、土砂の需給バランスが崩れたことと考えられている…「羽衣の松」を含む多くの松林が徐々に枯死する症状も進行している。 (Wiki)




海岸沿いの松林を散策できる。その先には眺望ポイントがある。




眺望ポイントからの富士。
波打ち際が赤くなっているのがわかるだろうか。 近くのおじさんに聞いたら、あれが赤潮だそうだ。 赤潮というと海全体が赤くなるようなイメージがあるが、 あの程度のもののほうが多いそうだ。
この時期はあまり発生しないらしいが…やっぱり地球がおかしくなってるのかな。


やませみの湯



時間的にこのまま帰ろうか迷ったが、ちょっと気になる温泉があったので足を伸ばしてみた。
街道から山の中へ突っ込む。燃費に非常に悪い道を30分以上行く。 風呂に入る為だけに。




到着。山に囲まれた小さな村といった感じで、めぼしい観光施設もない。 ただ道の駅的な感じで温泉だけがあり、地元民で賑わっている。 村唯一のご楽なのであろう。




600円 内湯1外湯3 〜20:00 かなりヌルめ。
源泉は36度くらいで「濃いのであまり長く入るな」と書いてある。
露天が3つもあり、ぬるめで長湯できて、風に揺れる木々をぼさっと見ているとあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。
30分ほどで撤退する予定であったが、あまりに心地良く1時間以上滞在してしまった。 温泉は濾過されているせいでほぼ透明なのだが、源泉は濃茶色をしているらしい。 ぜひ源泉に入ってみたいものだ。
おみやげやで草餅と味噌を買う。地元で作ったのもをただパックしたような品。


薩?峠



ツーリングマップルによるおすすめ展望スポット。
入り口分かりにくく、とても細い道を登っていくと小さな駐車場がある。 もちろん観光地化されていないが、それでも5台くらい車が止まっていた。




海が180度見渡せる。 海を見ながらの遊歩道もあり開放的な気分でハイクを楽しめる。




入り口や遊歩道道中に無人販売があり、 いよかん・ポンカン・みかん等々が3〜5個100円で売ってる。 補充に来たおばちゃんに聞いたら、無農薬が故に虫に食われたやつだから この値段らしい。この手の物に目がない小生は5袋ほど買い込んだ。
おばちゃんにお坊さんと間違われたのは言うまでもない。
金をおいて行って段ボールで送ってもらえばよかったと、家でポンカンを食いながら後悔している。 毎年送ってもらいたいぐらいだ。




3分ぐらいで展望台、10分歩くと偉い人のお墓があるそうだ。 おばちゃんにそこまで行って来いと言われる。
常に海とポンカン?が見渡せる気分のよい道。

眼下の道は1号線。




ポンカン運搬機?




なにやら怪しい機械があると思ったら




こういうふうに使うらしい。
観光地じゃなくて普通に果物を作っているようだ。




展望台から駿河湾。
はっきりいってそんじょそこらの有名観光地を凌駕する。 ハゲおっさんおすすめポイントに認定。っていうか超おすすめポイント。

ここから東名高速に乗るとなると、南西に戻って清水INから乗らねばならないが、 カーナビに載っていない極細の道で1号線に降りられる。完全にすれ違い不可、両脇に民家という道。 どうでもいいが、こういう所でWRCをやって欲しい。
富士見SAのスマートINから高速に乗れる。ETC未搭載車は清水INに戻ったほうが早い。


愛鷹SA



海沿いで一番富士山に近いSA?と思い立ち寄ってみるが、 全く見えない。


海老名SA



みんな大好き海老名SAは、 なんと駐車場のどこが空いているか電光掲示板で一目瞭然に分かるようになっている。
ザボンラーメン 記録を撮り忘れたが、たしか700円ぐらい。 ここにはラーメン屋が二つもある。

これにてハゲおっさんの旅 終了。最後だけ急ぎ足になってしまったが、 全体を通してのんびり旅行になった。こんな感じで今年は行きたい。

























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